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研究科の目的と特色

金沢大学大学院教育学研究科の目的と特色

いま学校教育に求められるもの

政治・経済のグローバル化の進展や産業構造の変化など社会の大きな変動期にあって、学校教育もまた大きな変革を迫られています。これからの社会では、質の高い学力はもとより、新たな道を切りひらいていく独創性や強靱な志、さらには困難な状況にある人びとを支援する姿勢や能力をもった人間の育成が必要になってきます。そのためには、自立した人間でありつつ多様な人びとと対話し協働できること、専門性を高めつつそこに閉じこもらないことが特に肝要になってきます。

教育実践高度化専攻へ

金沢大学大学院教育学研究科教育実践高度化専攻は、そのような新たな教育的課題に対応できる修士レベルでの教員養成をめざして、2009年度に誕生しました。本研究科は1982年度に開設されたのですが、それまで教科ごとに12に分かれていた専攻を一挙に一つに統合・再編して再出発したのです。 教育科学および各教科や特別支援教育の専門科学の自律性を尊重しつつ、それぞれの専門的知見を教育実践の中で総合すること。大学の理論知と教育実践現場のプロフェッショナルのもつ知見やスキルを総合すること。学士課程卒業生が研究の姿勢や実践的知識を現職教員から学びつつ、現職教員もまた新しい研究テーマや教育観・教師観を抱く学士課程卒業者と対話・協働する経験を積むこと。こうしたところに本研究科の特色があるといえます。とりわけ、研究科の全教員がそれぞれの学問分野の専門家という立場から学校での授業研究に参加する「教育実践基礎研究」は、本研究科ならではの授業といえるでしょう。

高度な指導力と応用力を育てる

このように本研究科は、教職大学院とも既存タイプの教育学研究科とも異なるやり方で、学校現場の教育課題に対応したより高度な実践的指導力・応用力を持った教員の養成をめざします。教員養成に特化した研究科であるために入学者選抜にあたっては一定の条件を満たしておくことが受験資格になりますが、研究テーマや課題はかなり自由に選ぶことができますし、意欲さえあればどこまでも深く学ぶことができます。また、社会人や外国人留学生にも門戸を開いています。 本研究科のカリキュラムは石川県教育委員会・金沢市教育委員会をはじめとして、地域の多くの学校教員や本学学校教育学類附属学校園の教員各位の力をお借りして成り立っています。